九小の歴史

1872年（明治5年）　学制が交付される。その翌1873年1月5日、旧遍照寺を校舎として第4大区4、5、6小区小学校というなの学校が誕生した。ここに、九度山小学校の歴史が始まる。　校名にいう4小区とは、富貴・恋野・学文路の各村、5小区とは九度山・河根の各村、6小区とは、天野・見好の各村であったということから、現在伊都地方の河南地区のかなりの広い地域を学区としていたようである。

名称が第4大区第5小区桃園小学校と改められた。

九度山に小学校高等科を設置したが、経済的な都合によりしばらくで廃止された。

慈尊院村に分校を設置する。

校名が、九度山尋常小学校となる。児童数111人。

市政・町村制により従来の慈尊院村・入郷村・九度山村・椎出村・下古沢村・中古沢村・上古沢村・笠木村が合併して九度山村となる。

12月に慈尊院分校は廃止、統合された。

高等科が設置される。

校舎の大改築を行う。旧遍照寺跡全部を学校用地にあてる。翌1896年完成。

5月、高等小学校は合併して九度山尋常高等小学校となる。　この頃義務教育就学状況は、全国的にはやっと90％をこえた程度だが、本校では97％を超えていた。

義務教育が6カ年に延長され尋常科6年、高等科2年となる。現在の小学校の卒業証書番号はこのときの6年制卒業者から始まっている。　またこの時、校訓・級訓・校章が制定される。

児童数の著しい増加により、校舎を移転改築することになる。位置は、広良台中腹谷田という九度山地区旧薬師講所有の地１、17ｈa で現在の小学校の位置にである。

柔剣道寒げいこ・寒中水泳（大岩）や相撲大会などの行事が行われる。

1月13日、県下リレーレース群大会で優勝。丹生川に天然プールができた。

7月21日、かねて詩人富田碎花氏に委嘱していた歌詞に、宮原禎次氏の作曲をつけ、校歌として制定、発表会を開いた。

校歌を聴く(4KB)

5月7日、真田祭に全校児童武者行列に参加し、郷土にゆかり深い真田幸村をしのぶ。

4月から九度山国民学校と改称された。

8月28日、大阪市阿倍野区晴明丘国民学校初5女子30名、椎出寮に疎開し校に通学することになった。全校児童数950名。

6・3・3・4制による新学制が実施され九度山小学校と改称、九度山中学校は、小学校と併設という形でスタートした。

5月1日、郡文化祭があり、鼓笛隊が初めて出演した。

8月3日より3日間、堺市立英彰小学校の校舎を借りて臨海学校を開設。その交換として8日より3日間、英彰小学校の林間学校として校舎を開放した。　本校卒業生青木政代嬢がオリンピック選手に選ばれ、第15回ヘルシンキ大会に出場活躍する。

4月1日　九度山町と河根村が合併して新しい九度山町となる。人口8900人

8月　町営プールができた。丹生川の天然プールにかわるものでる。　前年から昭和39年にかけて、毎年6年生の海水浴があった。1学期の終わった7月下旬、磯ノ浦海岸、時には西脇海岸を利用した。　第16回オリンピックメルボルン大会に水泳選手として、本校卒業生大高幸子嬢が選ばれた。

全学級にストーブを設置し、12月9日より使用開始。

6月本校隣接の地に九度山町学校給食共同調理場が完成し、15日より町内小中学校児童生徒に対する完全給食を始めた。

九度山小学校創立90周年を記念してピアノ1台購入、2月28日、その披露をかねて学習発表会を開いた。

通学時の制帽として黄色帽子を制定して、7月1日よりいっせいに着用した。

校舎改築第1期工事完了。広良台の中腹にそびえ立ち、紀の川平野をへだて遠くかつらぎ・金剛連山を望む。

第2期工事（本館）が完成。

2月　第3期工事（体育館兼講堂）が完成　4月　全校舎改築なり竣工式を行う。総工費1億9232万円　8月　運動場整備工事完了