平成31年度地域資源再発見事業~九度山町/ローカルウィキ~
平成28年大河ドラマ「真田丸」により、“真田ゆかりの地”として全国的に知名度が上がった本町ですが、真田以外にも隠れた魅力に溢れています。
この魅力を再確認し、情報を編集・発信していくための勉強会を開催しました。
事業概要
自分たちの地域にある魅力を再確認し、情報を編集・発信できる「人財」を育成するため、「フィールドワーク&ローカルウィキを活用した情報の編集・発信のノウハウを習得する勉強会」です。
どうしたら、「人財」が育成できるのか?
まち歩きをし、いろんなことを取材します。ただ、いつもと同じように漫然とまち歩きをしても新しい発見はなかなかできません。
そこで、「よそ者」である講師から、新しい発見、気づきの機会・方法を、またローカルウィキを使った情報の編集・発信の方法も教えていただきます。
この「よそ者」、誰でもよいかというとそうではありません。
さまざまな地域振興の取り組みに精通し、日本における「ローカルウィキ」の第一人者である杉山幹夫氏(和歌山大学災害科学教育研究センター・客員教授)を講師として招き、そこにある魅力を再確認できるような視点および「ローカルウィキ」を活用した情報の編集・発信の『いろは』についてご教授いただきました。
ローカルウィキとは
地域(リージョン)ごとに「まち」に関する情報を蓄積・編集・発信するためのツールです。日本各地で様々なリージョンがすでに立ち上がっており、情報が編集・発信されています。また、自分たちが自分たちの「まち」を再認識するための手段でもあります。
「普段の楽しみが防災の役にたつ 」のページや「なぜローカルウィキをつかうのか」のページをご覧いただくとローカルウィキの持つ可能性の一端に触れることができます。
【講師】杉山幹夫氏プロフィール
1964年札幌生まれ。
信州大学農学部で農村や農産物流通を学んだ後、東京大学情報学環特別研究員として中小企業ネットワークと地域ブランドについて研究。和歌山大学産学連携・研究センターの客員教授、同国際観光研究センターの特別客員研究などを歴任。現在、和歌山大学災害科学教育研究センター客員教授。
札幌市の広告代理店に勤務するかたわら、ワイナリーの経営など地方都市の産業振興に関する活動やそのツールとしてローカルウィキ、オープンストリートマップの普及活動をしている。
セミナーの内容
日時 | 種類 | 参加者 |
内容 |
---|---|---|---|
令和元年12月1日(日) | |||
【第一部】 13時30分~16時00分 |
座学 | 12名 |
■地方自治とは? ■ローカルウィキとは? ■編集の仕方とは? を基本に、書きとめることの大事さを学ぶ。 |
【第二部】 19時00分~21時00分 |
座談会 | 17名 |
■ローカルウィキの記事紹介 ■地域住民とともに椎出地区の昔・現在・未来について考える。 |
日時 | 種類 | 参加者 | 内容 |
令和2年2月16日(日) | |||
【第一部】 13時30分~16時00分 |
座学 |
13名 |
前回以降掲載された記事紹介しながら・・・ ■書きとめることの大事さ ■編集の仕方・ローカルウィキの操作方法 を再認識し、自分たちでできることを考える。 |
【第二部】 19時00分~21時00分 |
座談会 | 24名 |
椎出住民・NOTE(高野下駅舎ホテルを企画)を交えて・・・ ■前回の座談会で出た話を紹介 ■NOTEより駅舎ホテルを基本とした地域づくり構想を紹介 また、とくに興味のある3テーマ(水力発電・歴史・高野下駅舎)を決めてグループワークを行い、椎出地区の魅力を探る。 |
当たり前すぎて見落としていたものに、あらためて目を向けることで、今まで以上に地域に興味を持ち、この地域の魅力を誰かに伝えたいと思うようになった人、さらに地域を見つめ直すことで地域課題に目が向き、それを解決したいと思うようになった人が育っています。
地域の魅力がたくさん詰まった「九度山町/ローカルウィキ」のページをのぞいてみませんか?